Sound Horizon~Chronicleからイドまで~過去・現在・未来を繋ぐ 果てしなき地平線の向こうに僕達はどんな幻想を描くのだろう?3 ひだまりポット

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2010年12月01日

Sound Horizon~Chronicleからイドまで~過去・現在・未来を繋ぐ 果てしなき地平線の向こうに僕達はどんな幻想を描くのだろう?3

その1
その2


そして今回のでその3!ちょっといやかなりお久々に3!!

今回ので一応の終着点は見えてくる・・・はずだと思わせて・・・

タナッセさんのと並行して書いてたら、こっちがあがるの早そうだったのでこっちを先に…
メルヘンもうすぐだし!いそがねば!


てわけで続きからー








■そしてMoira


繰り返される【歴史】は【死】と【喪失】【楽園と奈落】を廻り
少年が去った後 其処にどんな物語(Roman)を描くのだろうか・・・




もう、もうあれですよ



エレフが主役だった時点で名作決定!なMoiraですよ!!


なぜか(''*?というと、



前のでも書きましたが、
今までのSHだと、思想対立(クロセカとかLOSTとか)があるもので、喪失の闇側が主役にくることはありませんでした


そして、タナトス、Ely組などは、逆に喪失の闇側にスポットをあてているけれど、そういうものでは、それに対立するようなキャラクターがでてこない
(クロセカで言うノア、Lostで言えば少年みたいなキャラね)


んで!
その後にイベリアが来て、ここで初めて
喪失の闇に囚われた人物に多いステータス:永遠の命を求める者が 主役になった。

が、思想は今までのどこにもはまらない、対立自体を壊す思想。

このライラ、シャイタンが、二軸対立の外側にいて、二軸を俯瞰するような?ポジションにいることにより、
今までの思想対立もの、

喪失の闇 VS それを打ち破る概念 という二軸対立ものと違う作風にイベリアはなっており、

そして、そのあと!そのあとにくるMoiraで……



思想対立物で、喪失の闇を持つ人物が初めて主役になる!!わけですよ



エレフが主役になるまでの道のりを考えるともう鳥肌っていうか興奮っていうかもういろいろと大変だー!(おちつこう)

ある意味分かりやすく……でもちょっとSHらしくならないので避けてた言い回しをあえて使うと、

今までどうしても敵役にしかならなかった人物が主役側で描かれるって感じでしょうか。




そして、これも初めてかと思うんですが、過程が描かれるんですよねMoiraでは。
エレフが、普通の少年だった彼が、喪失の闇に囚われるまでの過程が。


生命とは 喪われるものーーー!となっちゃうまでの過程が綿密にこれでもかと。

あれだけのことがあったら、どんな人だって喪失の闇に囚われるに決まっているじゃないか…!と思うくらいに。
(今までの喪失の闇キャラでも微妙に過程が描かれたキャラっていうのはいるんですが、こんだけ綿密に、普通の少年が喪失の闇に囚われるまでを書いたのはやっぱ初めてかなと)


で、それに対するレオン様が、もうこの人キャラからして普通は絶対ヒーローだろ!っていいたくなるような人で(笑)

そして、この人はどういう思想を背負っているかというと、

「運命は残酷だ、されど彼女を恐れるな、Moiraが戦わぬ者に微笑むことなど、決してないのだから~」

とあるように、運命を打倒しようとする思想、
喪失の闇をタナトス、Ely組の思想とすると、こちらはクロニクル、クロセカの思想を背負ってるともいえるかなと思います。


そして、前ーーーーーーに、前すぎていつか忘れたくらいの前にMoira考で、
この物語はエレフVSレオン様と、それを俯瞰する二人、

神様という俯瞰ポジションにいるタナトスと、
本の読者というまた別の俯瞰ポジションにいるハラショーの人も

対立構造になっているということを書きました


つまり
エレフ・タナトス組 VS レオン様、ハラショー組

っていう対立構造が見えてくるわけですね。
(ハラショーの人が、レオンさまの台詞を入れ子人形で歌うところとかまさにレオン組!って感じ(笑))

(ほかのキャラも分けようと思えば色々とわけれるんですが、一応主だった人物をということで)


んで、エレフもレオン様も対立しているのですが、微妙に相手の概念もマーブルのように混ざってきているのが興味深いところです。

エレフは、生命とは喪われるもの!といいながらも、運命に抗うことを諦めません。
レオンさまも、戦わぬものにMoiraは微笑まない!といいながらも、戦いの無常さを死せる~で語っています。

そのあとに、死せる者達~で、エレフとレオンさまの言葉がかぶさる(デュエットになる)ところは、この二人の対照的な思想対立と、その対照的な思想への微妙な理解を合わせて聴くと、より一層ぶわっとなるものです
(すみません、ただの死せる好きーなだけです・・・(笑)


んで、最後に勝つのは一応エレフ。
だからこそ、これは喪失の闇側が勝っちゃった話のか?っていうと……?



そうではないんじゃないかなと思うんですね。


それはなぜか?というと……


ボーナストラック、神の光があるからで。


あの曲までは、MoiraよーMoiraよーーとか作中人物が言いつつも、Moiraが全然でてこないから、実はMoiraがいないってオチなのかなぁ…とか思っていたのですが……

どうやら、神の光を聴いてるとMoiraはちゃんといるよう。

しかも、解を違え、とある……。

これがエレフの解は違うって意味かは、はっきりしませんが、
でもなんか、ひっかかって、改めてMoiraを聴き返してみたんです。そうすると………


このMoiraには、


エレフの解(生とは失われるもの)でもなく、レオン様の解(Moiraが戦わぬものに、微笑むことなど決してない)でもない、もう一つの思想が眠っているのですね



それは、


ミーシャ……に代表される、女達の思想


このMoiraには、えらく女性がでてきます。
そして本筋にはさほど関係ない……、まあ出なくてもお話にはさほど影響がないような女性にも、妙に歌や出番の尺がとられています。


例えば、高級遊女のカッサンドラやメリッサ

この二人って物語的にはさほど重要ではないですよね。ただのミーシャの先輩。
なのに歌にはえらい尺がさかれています。

それはただの、出演してくださる歌姫さんにちゃんと出番を作らなきゃ!な大人の事情(笑)
ってだけではなく、(いや、それもきっとあると思うが・・・(笑)

この二人の歌っている内容が結構重要なんじゃないか?と思ったのです。


あと、アレクサンドラ様。
この人とか、ほんといなくても全然物語的には影響ないんですよね。ちょっぴりレオンさまと絡むくらいだし。
なんで出したかいまいち不明確くらいに。
(いえ、私はアレクさま大好きな人なんで、いてもらわにゃ困るんですが・・・!(笑)

レオンさまとのロマンス要員で、レオンさまとの救済ポジションか?とか、出番カットされちゃったのかなーとか適当に思っていたのです……が



出てくる女性、出てくる女性、見ていくと、共通性?みたいなものが見えてきます。


それは、



なんか、皆さんとっても、かっこいい!!ってこと(笑)



いや、ほんとなんかかっこいいんですね。みんな。
おい!そこずっこけないの!



高級遊女たちは、遊女であることを受けいれて、それに誇りを持って生きていることを歌っています。
アレクサンドラさまも、アマゾネスのかっこいい女傑女王。
ハラショーの人の奥さん、エレーネも……とても若い女性だったようですが、ハラショーのトロイア発掘!というどでかい夢についていく!というなかなかに豪傑なお嬢さん

そして、一番分かりやすいのがソフィア先生。

この人はまさにどういう思想で生きているかを語ってくれています。

辛いし痛いし酷いし嫌だと 泣き喚いてみても
運命の白き糸を 人間は紡げない

怖れず揺るがず妬まず恨まず 誰よりも強かに
美わしく世に咲き誇る 女に成りなさい



愛とは褥に仕える為の 奴隷ではないわ
まして子を孕む為の 道具ではない
嗚呼…天空を大地を海原を人間を 己が運命(さだめ)を愛し
哀しみさえ糧に出来る 女に成りなさい



うーんソフィア先生かっこいいね!!(・・*
どんなに辛いことがあっても、その運命を嘆かず、咲き誇る…
己が運命を愛し、哀しみさえ糧に出来るようになる…

そして、この思想に影響を受けたミーシャも。

我等を試すように…天は絶えず難事を降らす…
その神意を人間は疑わずに唯…受け入れることしか出来ない
嗚呼…哀しい運命だと知っても……


と、残酷な自分の人生を受け入れます……

そう、これあれなんです。

人生を受け入れる概念、忘却にも喪失にも囚われず、唯流れていくという、

LOST概念なんですね
(あと、たぶんRoman(Romanにとことん自信なさげ…(笑)


つまりMoiraは、

エレフ、タナトス(喪失の闇、タナトス、Ely組概念) VS  レオン、ハラショー(運命を打倒する! クロニクル、クロセカ概念)

という二軸対立ではなく…

そこにミーシャ達、女達の思想(Lost、Roman概念)も含めた


三軸の物語なのです


そしてこれは、

イベリアで、シャイタンとライラが、二軸の外側から行動をおこす…今までの二軸概念にならないことを起こしたからこそおこった、


二軸から三軸への転換!

そして、その全てに、今までの思想(クロニクル~Roman)までの思想が全部つまってる!という



こりゃすげえやMoira!!

まさに集大成・・・の名前にふさわしい、超名作だねMoira!!

っていう感じに盛り上がるわけですよ・・・!



んで、確証はないんですが、これが、ミーシャたち、女達の思想が、やっぱりMoiraのいう”解”ではないのかな…と思うんですね。
この微妙に表に出てこない描かれかたといい、Moiraが女神なのもあいまって。


三軸対立第一戦(笑)は、LOST概念の勝利!だったのかなぁ……とか。まあこれは結構メルヘン待ちなんですが



そして、

このMoiraには、まだもう一つ隠れている要素があったりします。(まだかよと(笑)
それは次の記事にて。
まあ外伝みたいなものかなーと思ってるんですけど・・・
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